鴻理会 通信

寄稿など


2012/04 掲載

2011年度「学生の海外派遣助成」を受けた学生の体験記

 この度、鴻理会の学生の海外派遣助成事業より助成を受けて、国際学会に参加するためアメリカ、ボストンを訪れました。 学会の会場はとても広く、連日各国から集まった多くの研究者によって様々な研究について発表が行われており、あまりの量に 圧倒されてしまいました。会場の休憩所で休んでいると、懇親会で知り合った同世代の方に声をかけていただき、 私の拙い英語ででも研究についてお話しすることができました。同世代の研究者の方と顔を会わせてお話できる機会は とても貴重なものとなりました。
Harvard_plant_glass  ボストンには沢山の大学があり、そこには一般開放された博物館もあります。 学会後には、ハーバード大学内の植物学博物館で1886年から1936年につくられたという数百ものガラス製の植物標本を見る事ができました。 どれも本物とも間違うような色、形をしており、まるで本物を見ているようなものばかりでした。 紙の上のスケッチや写真では伝えられないような細部までがこのようにして記録されていたという事を考えるととても感動しました。
 また、マサチューセッツ工科大学の博物館では、授業でビデオ画像によって見ていたロボットの数々を目の前で見る事ができ、 かじりつきで見てしまいました。これらの博物館は研究の内容などを観光客や子どもでも楽しみながら見て、感じて、 時には体験できるような工夫が沢山されており、私もこのように研究を魅せる工夫ができるようになりたいと思いました。
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【寄稿者】 垣内田 翔子さん (KAICHIDA, Shoko)
山口大学大学院 理工学研究科 博士後期課程 自然科学基盤系専攻 3年
生体情報システム研究室

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